デフレ脱却、頑張れニッポン

いま世界経済、特に株式市場は、ウクライナ、インフレ、金融引き締め、景気後退懸念と悪材料のオンパレードで先行き不透明感満載です。現に米国S&Pやナスダックは、年初来高値から20%を超えるマイナスに陥っています。一方日本のTOPIXは、マイナス6%強とまあまあ健闘している。

なぜ米国株価は下落しているのか、それは様々な要因がありますが一番は、金利上昇に対してS&PのPER(株価収益率)がバリュエーション調整をしているからです、一方の日本は、これまで金利が全然上がらないにも関わらず、株式はすでにバリュエーション調整が終わっているので米国ほど下落しないのです。(バリュエーションとは、企業の利益や資産など企業価値評価のこと、なんやそれと言う方は是非聞いてください)

なので株式市場がそんなに下落しないので、日銀の頑固一徹黒田さんも、安心して金融緩和を続けられ金利上昇を抑え込めるのです。そうなると円安基調が定着し、輸入食材資材やエネルギーなどコストプッシュによってインフレが加速します。

一方景気ですが、ウィズコロナで需給が引き締まっている、賃金も特にボーナスがまあまあ上がっている、岸田政府も市場寄りになって様々な景気対策をする、となると徐々に上向くでしょう。そしてインフレのマイナス面よりプラス面が上回って、消費者も物価高に対して仕方ないながらも容認傾向になり、企業も値上げで収益が向上し賃金も上がるという、好循環インフレが定着するという流れです。

バブル崩壊後、日本は長らくデフレスパイラルに陥りました。この諸悪の根源のデフレスパイラルによって失われた30年を引き起こし、国力はみるみるうちに下がりました。いまや世界の2等国に落ちる寸前です。なんとかここで踏みとどまり良いインフレが定着し、国力を上げ、是非また世界に冠たる日本なって欲しい。

そういう思いで今回、ようやくデフレを脱却することに期待して、超楽観的・希望的観測を書かせていただきました。頑張れ、ニッポン!

今回もご購読いただき誠に有難うございました。次回も是非ご期待ください。  

Follow me!