居酒屋のマスターに教えられました・・

ゴールデンウイーク明け地元守口の、以前よく通った居酒屋に行きました。すると結構混んでいたのでマスターに良かったですね、ずっと緊急宣言やまん防で大変やったでしょうと安易に声をかけました。

するとマスターは、確かにこの2年は精神的に大変やった。けどお陰で商売の原点を思い出したと言うのです。どういうことかと聞くと、コロナ前は、店が駅前なので飲食の競争が結構厳しく、売上げを上げるために安値やおまけで人集めに必死になっていた、結果客は多少増えたが、あまり儲からなかったと言うのです。

そしてコロナの大変な中でも来てくれたお客様は、メリットで釣られた客ではなくて、結局昔から来てくれたこの店のファンだった、なのでこれからは、値段などのメリットで来る客ではなく、この店のファンになっていただけるお客様を、一人ひとり増やしていかなアカンといみじくも言われました。

加えてマスターは、自分は十数年前にこの店をオープンした時、地元のお客様に美味しい料理で幸せになって欲しいという気持ちで始めた、しかしコロナ前は、儲けや売上げばかり、収益性ありきで店舗運営していた、しかしそれは本当に間違いだったと、またまたいみじくも言われました。

ぐうの音も出ませんでした。私事ですが、4月末に南茨木コワーキングスペーススイッチONをオープンしました。たった3週間なのに、あまりにお客様が来ないので、どうやって集客して採算に乗せるか、この店の収益性ばかり考えていました。

本当にアホでした。収益性はもちろん大事ですが、特にサービス業はファン創りありきです。そんな基本的なことを忘れていた、その基本的なことを、この居酒屋のマスターに心で教えていただきました。反省しかないです。

私がなぜこの南茨木コワーキングスペーススイッチONをやろうと思ったか、それは地域の若者の自立と成長をアシストし、心の拠り所になって頂けるためです。その原点を常に見つめて、そのことに共感するファン創りをする以外に、この店の生成発展する道はありません。

そしてそれを実現するためには、ひとり一人のお客様の、事前期待を超える、感動を与えるサービスをしなければならないと、改めて想わせていただきました。   オッちゃん、本当にありがとうございました。

今回もご購読いただき誠に有難うございました。次回も是非ご期待ください。  

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